九州お志事ひよりとは

九州お志事ひよりは
1人の学生との出会いがきっかけで生まれました

採用活動のジレンマ

2018年のことです。

代表の塩塚が、大学からの依頼で学生の就職支援に関わることになりました。

ここ20年ほど、学生と企業とは大手エージェントが主催する求人サイトへのエントリーや合同説明会などのイベントを通して出会うというのが当たり前、という風潮があります。

塩塚が就職支援に関わっている学生らは大変優秀で、実際にサイトやイベントをきっかけに就職が決まっていった学生もたくさんいました。

しかし、エージェントが提供する方法では、なかなか就職が決まらない学生もいました。

このような学生は決して能力が劣っていたわけではなく、むしろ個人的には魅力的な人物であることが多かったのです。

「きっと、従来のサイトやイベントではマッチしないだけではないか。別の方法で学生と企業とが互いを知る機会があれば、双方にとって採用活動がより実りあるものになるのではないか」

こうした思いを抱くようになっていました。

他方、塩塚の本業である人財・組織開発を通して企業支援をしていく中で、規模は小さいものの、優れた商品・高い志を持って世の中を支えている企業が多くある、との思いもありました。

ただ、このような企業の多くは予算や長年の慣習により、エージェントのサイトやイベントに参加しないことも多く、学生に広く認知される機会がないという現状があったのです。

そのような中、大変ショックな出来事が耳に入ります。

九州のある中小企業で人材が必要なものの採用ノウハウがないため、70万円ものお金をかけて大手の求人サイトに掲載してもらったところ、なんと成果はゼロ。

運よく採用までこぎつけても、サイトに掲載された雇用条件だけを見て応募してきた求職者のため、働き始めると双方の間でミスマッチとなり、すぐにやめてしまう。

互いにとって不幸な採用活動が身近で起こっていたのです。

ある女子学生との出会い

「個性のある学生と個性のある企業が結びつく機会があるといいなぁ」

そんな思いを強くしていた頃、ある女子学生が塩塚のいるカウンセリングルームへ、就職相談にきました。

CA(キャビンアテンダント)になることを夢見て学生生活を真面目に送ってきた、とても優秀な学生でした。

しかし時は2020年、世界的パンデミックにより、航空各社は採用活動を中止。

やむなく他の仕事を探そうと就職イベントに行ったものの、そこで出会った企業には採用が叶いませんでした。

不採用への落胆と就職への焦りで押しつぶされそうな彼女に、なぜCAを目指しているのか聞いてみました。

話を深める中で、彼女は「お客様と直接関わること。サービス業のプロフェッショナルを目指している」ことがわかったのです。

そこで、彼女に一つの提案をしました。

一流の旅館で働くことです。

長年お付き合いさせていただいている旅館の中に、VIPも泊まる高級旅館がありました。

その旅館が大切にしているこだわり。そこで働いたという事実そのものがキャリアとなること。

それらを伝えると彼女は興味を持ち、同じように旅館側にも彼女のことを紹介したところ、面接を経て就職が決まりました。

旅館という選択肢が彼女の中になかったので、新しい選択肢のもとで就職できたことをとても喜んでくれました。

同じ宿泊業でも身近なホテルに比べて、若い人はあまり行く機会がないこともあり、そもそも「旅館で働く」という選択肢が彼女になかったのです。

これからの企業の採用活動

人間は知らないことから選択することはできません。

つまり、知れば選択肢が広がり、選択肢が広がればその人により合った生き方、働き方の可能性が広がるのではないかと思うのです。

すでに知っている職種という選択肢の中で「こんな仕事がしたい!」と選択していたのがこれまでの就職活動でした。

エージェントが場を提供してくれてその中から選ぶという従来の仕組みは、特に大手や知名度のある会社にとっては効率よく採用できる方法です。

一方で、こうした採用方法では会社の志が伝わりにくく、求職者もどんな会社かを把握できていませんでした。

とりわけ採用の専門職を配置できなかったり、仕事柄プレゼン力を磨く機会が少なかったりする中小企業では、伝えられないもどかしさを感じているように思います。

このような背景から、求人票に書かれた雇用条件だけによるマッチングには限界が生じていました。

ミスマッチによる早期離職や仕事への熱意の低下などは経営を圧迫するため、企業側は賃金を上げたくても上げられない、賃金が上がらないのでますます求める人材が集まらない。

そうした負の連鎖が起こっていると感じています。

従来の求人票には現れない企業の魅力やこだわり。ここを第三者の言葉を通して的確に伝え、企業と求職者を繋ぐ。

そのような思いでこの「九州 お志事ひより」が生まれました。

これからの時代、企業も働く人も「目指している方向『志』が同じであること」が重要だと考えます。

目指している方向がマッチしていれば、多少大変なことやきついことも乗り越えられるのではないでしょうか?

収入や福利厚生は大事です。

でも、仕事の現場ではこれら雇用条件だけでは乗り越えられない壁も必ず出てきます。

そうした壁を乗り越えて、企業と個人とが同じゴールを目指して働くこと。

これからの時代、企業が生き残り、発展するために必要なことではないかと思います。

九州お志事ひよりにできること

九州お志事ひよりは、働き手を求める九州の企業と働きたい人が出会うための場を提供しています。

従来の“雇用条件”によるマッチングではなく、“価値観の共有”により求職者とつながることで、採用のミスマッチや早期離職を低減。

採用にかかる金銭的、時間的、精神的コストを軽減し、企業と働き手にとって幸せなマッチングを支援いたします。

ビジョンの明確化・成長のきっかけになる

右肩上がりのアイコン

仕事に対する「志」を言語化することで、会社のビジョンが明確になります。それにより経営陣の想いが社員に伝わり、チームワークや成長意欲を育むきっかけになります。

低コストで対外的な広報ツールを持てる

広報ツールのスピーカーのイメージアイコン

制作や運用の手間なく、対外的に会社を紹介する広報ページとして使っていただけます。第三者視点で貴社の仕事や魅力を伝えることができます。

同じ価値観を持った人材と出会える

同じ価値観を持った人が握手するアイコン

仕事へのこだわりや理念を伝えることを主眼とした構成のため、近しい価値観を持った人材と出会えます。採用時のミスマッチや早期離職も防ぎやすくなります。

編集部紹介

なな編集長

なな編集長

凛とした佇まいでありながら、ひたすら相手に寄り添う心優しき編集長。
悩んでいると一日中、黙ってじっと隣にいてくれるような”人”。

さくらデスク

さくらデスク

若輩者ながらナナ編集長を追いかけて絶賛成長中!
好奇心を武器に相手の懐にするりと入ってしまう取材スタイルが持ち味。

九州お志事ひよりは
「人財・組織開発」と「街の法律家」という
2人の専門家が運営しています

企業と働き手のマッチングだけでなく、その後の人材育成、経営に必要な各支援を行っています。

人材開発
組織開発

新人研修
コミュニケーション研修
マネジメント研修
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キャリアカウンセリング
(従業員のパーソナルカウンセリング)
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